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小学生220人が「森・紙」学ぶ
王子HDが「王子の森自然学校」

三友新聞 2023年9月7日号 より]

王子ホールディングス(磯野裕之社長)は、小学4年~6年生を対象としたオンライン学習プログラム「王子の森自然学校」を7月26~28日に開催、全12回のプログラムに220名が参加した。

国内外に豊富な社有林を持つ同社は、森林資源を活用した学びの機会を提供しており、コロナ以前は実際の森で体験学習を行っていたが、一昨年からはオンラインで実施してきた。

今回のプログラムは、植林による森の循環や森林の多面的機能について学ぶ「森のリサイクル編」と、古紙から紙へ再生する過程や王子グループが取り組む水のリサイクルについて学ぶ「紙のリサイクル編」の2本立て。「森」編では間伐材を使ったキーホルダー作り、「紙」編では自宅でできる紙づくりセットを使い、紙漉き体験もできるようにした。

参加者に事前に配付された紙漉きセット

また、今回は交流の時間を増やすことで、参加した子供達は講義中から活発な意見を交わしていたほか、クイズの答えを真剣に考えたり、キーホルダー制作や紙漉きの体験では楽しみながら集中して手を動かす様子が見られた。

王子HDは「子供達に自然の大切さや王子の取り組みを伝えることができて嬉しい。来年以降も引き続き、伝えていく機会を大切にしていきたい」としている。

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