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新日本空調が社内ナレッジ有効活用
東大発のAIスタートアップと連携

三友新聞 2024年1月18日号 より]

新日本空調(前川伸二社長)は東京大学発のAIスタートアップ・ディープレナーと協業する。社内の知見や情報・資料などのナレッジを、生成AIを通じて活用する考え。開発・実証を進め、今年3月の運用開始を目指す。

社内規約や基準などの文章データを生成AIに学習させ、用途別チャットボットとして活用するトライアルを始めた。読み取りが複雑な図や表も含めて回答精度を検証する。社内にある膨大なナレッジを共有しやすくすることで付加価値を向上させるとともに業務効率化を図る。

ディープレナーは2023年4月設立。東大・松尾豊教授の松尾研究室のノウハウを活用して企業の生成AI導入を支援する。伊藤忠丸紅鉄鋼などにサービスを提供している。新日本空調は2030年度目標の長期経営計画の基本戦略の一つに「デジタル変革戦略」を掲げており、今回の取り組みを通じてDX主要施策の「ナレッジの最大限の活用」を推し進める。

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