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展覧会「三井家のおひなさま」
三井記念美術館で2月10日から

三友新聞 2024年1月18日号 より]

三井記念美術館は2月10日から、春恒例の展覧会「三井家のおひなさま」を開く。三井11家のうち、戦前の三井財閥時代から北家と伊皿子家に伝えられた特注品のひな人形・ひな道具を一堂に公開。今回は京都の資料室「丸平文庫」の協力の下、大木平蔵を襲名した歴代の人形師による作品も特別展示される。会期は4月7日まで。

北家10代・高棟夫人の苞子(1869~1948)は旧富山藩主・前田家出身。実家から伝わったものや結婚後に三井家で新たに作られたもの、江戸時代から三井家に伝来したものなど多様な年代・種類のひな人形・ひな道具が残されている。北家11代・高公の一人娘として1933年に誕生した浅野久子氏寄贈のひな人形は、「丸平」で知られる京都の丸平大木人形店・五世大木平蔵に注文してあつらえられた特別品。浅野氏の協力により、近年まで浅野家で行われていた幅3m、5段構成の豪華なひな段飾りを今回も忠実に再現し展示する。

三井記念美術館

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