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新幹線沿線の防音壁製品開発
三井化学、JR東日本などが共同で

三友新聞 2023年3月30日号 より]

三井化学(橋本修社長)は、JR東日本、ビーエステクノと防音壁製品を共同開発した。上越新幹線や東北新幹線の速度向上に伴う環境対策工事で導入を進める。

防音壁に用いる吸音材について、吸水しにくい中綿を使用し、撥水性のある不織布で覆うことで、耐水性を向上させた全天候型吸音材を3社で共同開発。JR東日本とビーエステクノは軽量型先端改良防音壁も開発している。

吸音材は、吸水しにくい中綿を撥水性不織布で全面を覆うハイブリットフルカバー構造とすることで防水効果を高め、湿潤な環境でも高い性能を発揮できる。リサイクル由来原料を25%程度含有することで環境にも配慮した。特性を活かし、融雪散水区間に導入する。

上越新幹線速度向上に伴う環境対策としては、吸音材を高崎から新潟の間4.7kmで導入済み。東北新幹線向けには、盛岡から新青森間の1.3kmで導入していく。

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