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三井家野方墓所、学術団体対象に公開拡大
歴史・文化・教育目的などに対応

三友新聞 2021年2月4日号 より]

一般社団法人三井家同族会は、東京・中野にある「三井家野方墓所」を一般公開する機会を増やす。「三井家同族会学術公開事業」として、これまでの年1回の一般公開に加えて2月からは学術・文化・教育などを目的とした団体の「学術公開」を受付ける。

野方墓所は東京における三井家の墓地。長年にわたり非公開とされてきたが、文化・歴史的価値が高いことから、中野区などの協力を得て2019年から年に1度、1日限定で一般公開している。

2020年10月の一般公開では1日に約270名が訪れた

今回の学術公開事業は野方墓所を通じた近世・近代日本の歴史、経済、祭祀、地域などの分野において、学術、文化、教育の振興を目的とするもの。野方墓所には三井各家の墓のほか、江戸時代に建てられた供養塔や地蔵尊、企業墓地の先駆けとされる三井越後屋の奉公人の慰霊塔などもあり、『中野区史』には歴史のある区内の名墓としても紹介されている。

三井家同族会では2月から随時、公開希望を受付ける。団体及び目的を審査した上で、個別に日程を調整する。入場料は無料。団体規模は原則10名以上を対象とする。

三井家野方墓所

問合せ・申込先(一般社団法人三井家同族会・野方墓所学術公開事業宛)

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