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デンカ千葉工場に高効率発電機導入
CO₂排出削減に37億円の環境投資

三友新聞 2020年10月8日号 より]

デンカ(山本学社長)は、石油化学製品の中核拠点である千葉工場(千葉県市原市)に約37億円を投じ、自家発電用の高効率ガスタービン発電機設備を導入する。

最大出力7,500kwの発電機を2台導入する。総合効率は約85%で、2022年6月の送電開始を目指す。CO₂排出削減量は年間約1万2,000t以上。エネルギー削減量も原油換算で年6,000klを超えるとされる。

ESG経営に基づく温室効果ガス排出削減に向けた取り組みとして行うもので、年間約1万2,000t以上のCO₂排出削減を進め、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速させる。

デンカはパリ協定を念頭に、中期的には2030年度に2013年度比で26%減、長期的には2050年度までに実質排出量を同85%削減するという、温室効果ガスの排出量削減目標を策定している。

高効率ガスタービン発電機導入により中期目標で掲げる全削減量の約2%、エネルギー起源の排出削減量の約5%に相当する削減効果が見込まれるほか、使用するエネルギー原単位の改善で千葉工場のコスト競争力向上にも寄与する。

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