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日本BD・メディコンから物流業務受託
三井倉庫が3拠点で運営

三友新聞 2020年6月11日号 より]

三井倉庫(木納裕社長)は、医療機器販売の日本ベクトン・ディッキンソン(日本BD)とメディコンから、日本国内での物流業務を一括受託した。三井倉庫のヘルスケア専用施設・関西P&Mセンター(兵庫県神戸市)と関東P&Mセンター(埼玉県加須市)、および羽田空港近郊に新設する緊急対応用施設の全国3拠点で、6月から順次業務を開始する。

三井倉庫は2012年に日本BDの西日本物流センター業務を受託し、関西P&Mセンターで物流サービスの提供を開始した。2017年にメディコンが日本BDのグループ企業になったことで、両社間の流通管理の一元化を目指すプロジェクトが発足。三井倉庫は両社との協議を重ね、拠点再編を視野に検討を行ってきた。

物流管理を両社から一括で受託することで、販売情報に基づいた適正な在庫を最適な物流拠点に配置することが可能となる。また、同一の品質管理基準に則った運営を行うことで、サービスの安定提供と販売先への効率的な製品供給につなげる。

三井倉庫は既存の関東P&Mセンター敷地内に、来年6月完成予定の「関東P&MセンターⅡ」を建設するなど、医療関連製品の物流事業を拡大。同施設には、日本BDの東日本拠点を新設する。

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