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6万4,000重量トン型ばら積み船を引渡し
三井E&S造船が千葉工場で建造

三友新聞 2020年6月11日号 より]

三井E&S造船(古賀哲郎社長)は、千葉県市原市の千葉工場で6万4,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「シーディー フエルバ」を完成し、引き渡した。

船の全長は約200m、幅は約32m、深さは約19m。船の容積を表す総トン数は3万6,463トン、積み込み可能な貨物の重さを表す載貨重量トン数は6万4,049トン。速力は14.5ノット(常用出力)で、最大搭載人員は25人。

三井E&S造船の環境対応・低燃費船「neoシリーズ」に属し、パナマ運河を通行可能なパナマックス幅としながら、積み込み可能な荷物の量と港湾や航路の操作性を両立。石炭、鉄鉱石、小麦、大麦、大豆などの多様なばら積み貨物のほか、ホットコイル等の半製品輸送にも対応する。

排気ガス浄化装置を搭載し、今年1月から開始された、船舶による海洋汚染防止のための国際条約での硫黄酸化物排出規制強化に対応しているほか、騒音を抑えることで船員の労働環境向上を図っている。

ばら積み貨物運搬船「シーディー フエルバ」

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