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「空飛ぶクルマ」の事業化支援
三井住友海上がドイツ企業と提携

三友新聞 2020年3月5日号 より]

三井住友海上(原典之社長)は、人や物資の次世代の空輸事業「空飛ぶクルマ」の機体開発に取り組む独Volocopter社と業務提携した。

空飛ぶクルマは「電動」「垂直離着陸」「自動飛行」等の特徴を持つ輸送機を指し、世界中で開発競争が展開されている。Volocopter社はシンガポールやドバイ等でデモフライトに成功し、昨年12月には欧州航空安全庁の認証を垂直離着陸機として初めて取得するなど開発で先行。国際的な協業により輸送サービスの提供、航空管制、離発着場の開発・運営、機体メンテナンスを含めた経済圏の創出を目指している。

三井住友海上はVolocopter社との提携で、空飛ぶクルマの実務に関するノウハウを収集し、保険商品やサービスの開発を進める。これにより、都市での迅速な移動や中山間地域での移動手段の確保、災害支援など社会課題の解決に向けた空飛ぶクルマの実現に貢献する。

Volocopter社の機体イメージ

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