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先進メタノール合成技術で「奨励特別賞」
TOYO、社会実装につながる成果
[三友新聞 2026年8月20日号 より]
東洋エンジニアリング(細井栄治社長、TOYO)は、一般財団法人エンジニアリング協会による今年度の「エンジニアリング奨励特別賞」を受賞した。独自のe-メタノール(合成メタノール)製造技術「g-Methanol」を活用した、インド国営電力公社・NTPC向けのメタノール合成実証プロジェクトチームの活動が評価されたもの。
エンジニアリング奨励特別賞は、商業化が期待される先駆的技術の開発へ顕著な功績を示したプロジェクトを表彰するもので、今回は12グループが表彰を受けた。
e-メタノールは、化石燃料を使わずに、回収したCO₂と再生可能エネルギー由来の水素から製造される低炭素メタノールのことで、メタノールが大量に使用されている船舶燃料や化学品原料の脱炭素化の観点から注目されている。TOYO独自の技術であるg-Methanolは、CO₂を一度COに変換する手法とは異なり、CO₂と水素から直接的にメタノールを合成できる。
TOYOは2021年にデモプラント建設プロジェクトをNTPCから受注。2025年6月にはファーストドロップ(製品仕様を満たした最初の生成物の産出)を達成し、インド初となる回収CO₂と電気分解による水素を用いた日産10t規模のメタノールの合成に成功した。これが、将来的なe-メタノールの社会実装につながる成果として評価された。