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展覧会「館蔵の茶碗100撰」
三井記念美術館で9月12日から

三友新聞 2026年8月20日号 より]

三井記念美術館は、「館蔵の茶碗100撰 -国宝から手造茶碗まで-」を9月12日に開会する。200点を優に超えるという館蔵の茶碗の中から、国宝・重要文化財を含む名品・優品、三井家ゆかりの茶碗など100点を選出し一堂に展観する。会期は11月23日まで。

日本で焼かれた茶碗のうち、国宝に指定されたものは2碗だけ。その一つである「志野茶碗 銘卯花墻」は三井室町家旧蔵で、茶碗の景色から詠まれた和歌「やまざとのうのはながきのなかつみち ゆきふみわけしここちこそすれ」から「卯花墻」の銘が付けられた。

重要文化財では、「玳皮盞鸞天目)」などの銘碗5点が登場。これに、豊臣秀吉に仕えた茶人(茶頭)とも茶道具を入れる袋を仕立てる職人(袋師)とも言われる人物・二徳が所持した「古三島茶碗(二徳三島)」などの名物を交えて展示する。また、中国で焼かれた「唐物茶碗」と朝鮮半島由来の「高麗茶碗」、日本の「和物茶碗」を時代順に展示し、その美意識を辿る。

和物茶碗の中でも、三井家とかかわりの深い樂家および永樂家の手による茶碗を特集。樂家3代・道入の手による「赤樂茶碗 銘再来」は、越後屋創業者の三井高利が所持した茶道具として唯一伝わる作品であり、出身地の松坂時代に一族が集まる椀飯振舞の席で濃茶を点てて飲んだとされる。

三井記念美術館

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