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旧三井家下鴨別邸に掛け軸など寄贈
三井家ゆかりの品を富士フイルム系が高精度複製

三友新聞 2026年5月28日号 より]

三井グループ350周年記念事業実行委員会は、竣工100周年を迎えた京都の重要文化財・旧三井家下鴨別邸に三井家ゆかりの掛け軸(複製)を寄贈するとともに畳の表替えを行った。2点の受納に対して施設管理者の京都市から実行委員会に表彰状が贈られた。

寄贈した掛け軸は三幅対の「顕名霊社・御神宝甲冑図」。公益財団法人三井文庫の所蔵品を富士フイルムビジネスイノベーションジャパンが高精度複製技術を用いて製作したもので、下鴨の地にあった三井家の祖霊社・顕名霊社と三井家の家宝の甲冑が描かれている。畳の表替えは表替え済みの2階座敷を除く全室を対象に行われた。今回の寄贈は竣工100周年の節目を記念して実施された。

5月8日には下鴨別邸の茶室で表彰状贈呈式が催され、京都市文化芸術政策監・平賀徹也氏から弘中聡実行委員会事務局長(二木会事務局長)に表彰状が渡された。

旧三井家下鴨別邸は、大正14年(1925)に京都の「の森」の南端に建てられた。この地は三井家の祖先を祀る「顕名霊社」が遷座された神聖な場所で、三井家による例祭が行われてきた。建物は主屋・玄関棟・茶室の3棟で構成されており、主屋は望楼が特徴的な木造3階。玄関棟の鬼瓦には三井家の家紋の「四ツ目結」が残る。2011年、近代京都における貴重な歴史建造物として重要文化財に指定された。

弘中事務局長(右)と平賀京都市文化芸術政策監(左)

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