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三井系3社が三越劇場で「感謝のつどい」
三越×三井住友信託×三井ホーム
[三友新聞 2024年11月28日号 より]
今年でデパートメントストア宣言120周年の三越、創業100周年の三井住友信託銀行(大山一也社長)、創立50周年の三井ホーム(池田明社長)は11月19日、日本橋三越本店内の三越劇場で3社合同の「感謝のつどい」を開いた。当日は完全予約制の下で関係者や顧客など約250名が参加し、各社の講演に熱心に耳を傾けた。
開会に当たり、三井住友信託銀行の山口信明副社長が挨拶。「旧三井信託本店の地・日本橋から感謝の気持ちを伝えたい」と会場へ語り掛けた。
第1部では日本橋三越本店・近藤紀代子女将が「三越の歴史」を講演。三井越後屋を発展させた三井高利の新商法や日比翁助によるデパートメントストア宣言など350年の歴史を振り返った。
第2部は三井住友信託銀行人生100年応援部の髙橋治彦部長が幸せな100歳を迎えるためのポイントとして、「終活」「健康」「認知症」「相続」など高齢期に注目すべきテーマを解説した。
第3部は三井ホームが「木の空間と健康の関係」を講演。東京大学大学院・恒次祐子教授と三井ホーム技術研究所・上迫弘幸チーフマネジャーが登壇し、高断熱・高気密な木造住宅の特性や木質建材の匂いが認知症予防に与える影響など最新の研究データを示した。
結びは三井ホームの五井尚人常務執行役員が務め、「日本橋は我々にとって特別な街。首都高速道路の地下化など日々進化していく日本橋の街並みを楽しんでもらいたい」と挨拶。3社合同セミナーは盛況のうちに幕を閉じた。