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三機工業がサンゴ礁保全活動を支援
沖縄科学技術大学院大の再生事業参画

三友新聞 2024年9月5日号 より]

三機工業(石田博一社長)は、沖縄科学技術大学院大学(OIST)が進めるサンゴ礁の保全・再生事業「サンゴプロジェクト」にスペシャルパートナーとして参画した。これまで実施してきた森づくりへの支援に続き、環境保全活動をサンゴ礁へも展開する。

OISTは2011年にサンゴのゲノム(遺伝情報)を解読し、続く2013年にはサンゴ礁と共生して光合成する褐虫藻のゲノムも解読した。サンゴプロジェクトではこれらのゲノム情報と、海水に存在する様々な生物のDNAの断片を意味する「環境DNA」調査の知見を活かし、サンゴによる生物多様性への貢献度を科学的に調べながら、サンゴ礁の保全・再生を目指す。

三機工業は、自社が手掛けた設備工事において採用された省エネ提案に基づき、そのCO₂削減量を1t当たり200円に換算して植樹・育樹活動を行う環境団体へ寄付する「SANKI YOUエコ貢献ポイント」を2010年に開始。2023年度までの累計でCO₂削減量は約36万2,000t、植樹本数約2万9,900本に達した同活動について、今後はOISTのサンゴプロジェクトへの支援も行い、沖縄を始めとする世界中の海でのサンゴの植え付けと育成に取り組む。

山林に加えて海洋生態系の保護にも参画することで、より包括的な環境貢献の実現を図る。

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