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三井E&S、三井住友海上で人材支援制度
博士号取得や奨学金バンク
[三友新聞 2024年9月5日号 より]
三井系企業で様々な人材支援制度整備の取り組みが進められている。三井E&S(高橋岳之社長)は「博士人材支援制度」を導入。三井住友海上(舩曵真一郎社長)は「奨学金バンク」を活用した新たな採用手法を取り入れた。
三井E&Sは博士号取得者に対する奨学金の代理返済制度を設ける。来年4月以降に博士号取得者が入社した場合、代理返還制度が適用される返済型奨学金については会社が支払いを行う。
また、勤続2年以上の社員が新たに博士号を取得する場合も年間最大100万円の学費や勤務日数を減らすなど、博士課程進学を支援する。
三井住友海上は奨学金返済支援を手掛ける人材サービス会社・アクティブアンドカンパニーの「奨学金バンク」を通じて奨学金返済中の求職者を支援するとともにキャリア採用に力を入れる。「奨学金バンク」に登録している求職中・奨学金返済中の人材を求人会社に紹介するサービスで、採用された場合は紹介手数料を原資とし、毎月一定額を採用者に代わって独立行政法人日本学生支援機構に返済し、採用者の経済的負担を減らす。
三井住友海上は今後、保険代理店に対しても「奨学金バンク」を通じた人材サービス導入を促す考え。登録している求職者向けの新たな支援サービスの開発も視野に入れる。
アクティブアンドカンパニーの「奨学金バンク」