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ZEBの仕様決定時間を6分の1に短縮
三井住友建設が「ZEViewer」開発

三友新聞 2024年8月29日号 より]

三井住友建設(柴田敏雄社長)は、省エネ・創エネの工夫によって年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロにする建物「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング)」の仕様決定を支援する簡易評価システム「ZEViewer(ゼビューア)」を開発した。

従来のZEB提案では、建築物の一次エネルギー消費量の計算の際に計算対象となる詳細な図面を作成した上で設備機器を選定して省エネ計算を行っていたため、検討に多くの時間を要していた。

建築物の一次エネルギー消費量は、概ね「室用途」と「その室に設置する設備機器の仕様」によって決定することから、ZEViewerでは設備機器の出力を建築物の単位面積当たりの値に置き換えることにより省エネ計算を簡略化した。

これにより、省エネ計算の際に詳細な設計図面や設備機器のデータベースを必要とせず、作業時間を従来の6分の1まで短縮できる。

ZEB取得ニーズは近年高まりを見せている。三井住友建設はZEViewerを用いて空調、換気、照明、給湯、昇降機等の最適な組み合わせによる高効率設備を選定して効果的な省エネを実現し、太陽光発電などの創エネと合わせてZEB取得ニーズに応えていく考え。

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