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陸上自衛隊向け装輪装甲車を製造
日本製鋼所がパトリア社と連携

三友新聞 2023年9月14日号 より]

日本製鋼所(松尾敏夫社長)は、フィンランドの防衛装備品メーカー・パトリア社と、同社が開発した装輪装甲車(AMV WAPC=Armored Modular Vehicle Wheeled Armored Personnel Carrier)についてライセンス契約を締結した。パトリア社から技術供与を受けるとともに生産設備を強化し、陸上自衛隊の次期装輪装甲車(人員輸送型)整備を支援する。

装輪装甲車はキャタピラではなくタイヤが付いた装甲車で、舗装道路での機動性に優れる。防衛省では昨年、陸上自衛隊で運用してきた96式装輪装甲車の後継車種の選定を実施し、12月にパトリア社製AMVの導入を決定した。

日本製鋼所はパトリア社からAMV WAPCの製造販売に関するライセンス契約の要請を受け、昨年末から検討を開始。同社と協議し合意に至ったことから、今年8月31日付で契約を締結した。

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