会員会社ニュース

大阪で水素・アンモニア普及へ連携
三井物産・三井化学・IHI・関西電力

三友新聞 2023年9月14日号 より]

三井物産(堀健一社長)、三井化学(橋本修社長)、IHI(井手博社長)、関西電力の4社は水素・アンモニアのサプライチェーン構築に向けた共同検討に関する覚書を交わした。大阪の臨海工業地帯で受入・貯蔵・供給拠点の整備に関する検討を進め、関西・瀬戸内地域で利用の調査・拡大に取り組む。

アンモニアは肥料・工業用途向けに生産・輸送・貯蔵の技術が確立されていることから、発電分野の燃料利用や産業分野の熱利用などが期待されている。アンモニアに含まれる水素を分解して利用する「水素キャリア」としての役割も担っており、水素とアンモニアを一体的に活用できる。

三井物産は日本向けアンモニア輸入ではトップシェア。三井化学は堺・泉北臨海工業地区に化学プラントを保有し、アンモニア関連技術のノウハウを持つIHI、関西電力の4社でアンモニアの利活用を推し進める。利用企業候補の1社は神戸製鋼所で、電力事業におけるカーボンニュートラルを進める。

他の記事も読む