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展覧会「国宝 雪松図と吉祥づくし」
三井記念美術館で12月1日から

三友新聞 2022年11月10日号 より]

三井記念美術館は12月1日から展覧会「国宝 雪松図と吉祥づくし」を開く。江戸時代の巨匠・円山応挙の代表作「雪松図屏風」を中心に富貴や子孫繁栄、長寿などの幸せをもたらす「吉祥」をイメージさせる作品の数々を展観。鶴や松、七福神などが描かれた正月にふさわしい三井家ゆかりの美術品で新春を華やかに彩る。会期は来年1月28日まで。

三井記念美術館の新春展覧会の定番として知られる、円山応挙筆の国宝・雪松図屏風。永遠、不変、長寿をイメージさせる「松」は正月のめでたさを際立たせ、豪華にあしらわれている金泥や金砂子が祝祭を感じさせる。

ミミズクを象った疫病除けの玩具「みみずく達磨」が描かれた源琦筆の「東都手遊図」は三井総領家七代当主・三井高就(1786~1857)の誕生祝いの品。「みみずく達磨」は当時、子どもを天然痘から救うお守りとして好まれた。

入館に予約は不要。開館時間は午前10時から午後5時(最終入館は午後4時半まで)、入館料は一般1,000円、大学・高校生500円、中学生以下無料。休館日は月曜及び12月26日から1月3日、1月10日(火)。月曜は1月9日(祝)のみ開館する。

三井記念美術館

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