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欧州に射出成形機の生産拠点
日本製鋼所、環境需要への対応強化

三友新聞 2022年9月15日号 より]

日本製鋼所(松尾敏夫社長)は、ポーランドに射出成形機の生産拠点を設立した。中国と米国に続く欧州生産拠点として稼働させる。容器、医療、電子など広範な分野で需要のある小型機と中型機に加え、自動車業界に向けて大型機の短納期供給体制を構築する。

欧州生産拠点の工場面積は3,200m²。2023年度で300台の出荷台数を計画する。日本製鋼所は欧州に展開する日系射出機メーカーとしてトップシェアを誇る。脱炭素や電気料金の高騰を背景に省エネ・環境性能で油圧式より優れる電動式の、旺盛な需要への対応強化を図る。2025年までに欧州市場における販売台数の倍増を目指す。

日本製鋼所の射出成形機

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