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新日本空調が微粒子可視化でリスク検証
コロナ禍における音楽活動再開に貢献

三友新聞 2020年8月6日号 より]

新日本空調(夏井博史社長)は自社技術の「微粒子可視化システム」を活用し、新型コロナウイルスの感染リスク低減効果を検証した。オーケストラなど音楽活動の再開に向けた提言の策定に役立てる。微粒子可視化システムはレーザー膜によって1万分の1mmの大きさの浮遊粒子も可視化できる技術。コロナ禍以降は飛沫感染防止の検証に多く利用されており、諸団体から協力要請が相次いでいる。

今回は「クラシック音楽公演運営推進協議会」「一般社団法人日本管打・吹奏楽学会」の求めに応じ、長野県茅野市にある同社技術開発研究所で7月11日から3日間、検証が行われた。日本有数の音楽家や医療関係者も加わり、クリーンルーム内で飛沫量を計測。演奏者と聴衆のソーシャルディスタンスの有効性を確認した。結果を元に各団体は8月中にコロナ禍における音楽活動のあり方を提言にまとめる。

新日本空調では「当社技術が音楽業界の新たな環境づくりに貢献できることは光栄であり、今後もコロナ共存時代の社会貢献を推進する」としている。

聴衆への飛沫量計測の様子

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