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開館15周年展「三井家が伝えた名品・優品」
三井記念美術館が4カ月ぶり開館、8月31日まで

三友新聞 2020年7月2日号 より]

三井記念美術館は7月1日、開館15周年記念特別展「三井家が伝えた名品・優品」を開会した。展覧会が開かれるのは、新型コロナウイルスの影響で会期中の2月に中止した「三井家のおひなさま」以来、4カ月ぶり。

三井家に伝わる国宝や重要文化財など、館蔵品の中核となる作品を多数揃え、日本美術・東洋美術の名品・優品を2部構成で2カ月にわたり展観する。会期は第1部が7月29日まで、第2部が8月1日から31日まで。

今回の記念特別展ではコロナ対策を徹底し、開館時間は午前11時から午後4時に短縮する。団体客の受入れは取りやめ、来館者が座れる館内シートも使用を中止する。在館中の来館者数が一定数を超えた場合は入館を一旦停止するなど、館内の混雑を避ける。

特別展は第1部を「東洋の古美術」、第2部を「日本の古美術」とし、第1部では「唐物肩衝茶入 北野肩衝」や「玳皮盞 鸞天目」などの茶道具や中国絵画、墨跡、陶磁器、碑拓法帳を中心に展示。第1回オリンピック記念切手も披露する。

8月1日から始まる第2部「日本の古美術」では美術館が所蔵する国宝6点のうち、円山応挙筆の「雪松図屏風」や藤原定家筆の「熊野御幸記」、「志野茶碗 銘卯花墻」などを一挙に公開する。

入館料は一般1,300円、高校・大学生800円、中学生以下無料。

三井記念美術館

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