会員会社ニュース

フィルム・シート巻取機の子会社を吸収合併
日本製鋼所、11月の買収に続いて

三友新聞 2019年11月28日号 より]

日本製鋼所(宮内直孝社長)は、樹脂フィルム・シート等の生産ライン向けに巻取機を製造販売する完全子会社・ニチユマシナリーを2020年7月1日付で吸収合併する方針を発表した。

ニチユマシナリーは1960年代から、樹脂フィルム・シート、不織布、粘着テープ、繊維製品等の生産ラインの最終工程で製品の巻取りを担う巻取機を製造し、国内外に販売してきた。

フォークリフトなど物流系車両を手掛ける三菱ロジスネクストの完全子会社だったが、今年11月1日に日本製鋼所が全発行株式を取得し、完全子会社としていた。

日本製鋼所はリチウムイオン電池用の材料として使われるセパレータフィルムの製造装置で世界シェア7割を誇るなど、フィルム・シート製造装置に強みを持つ。ニチユマシナリーの買収は、海外市場への対応強化を図るため、装置の製造販売で重視されるフルラインのサービス提供実現を目的としたもの。

他の記事も読む