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日本製鋼所が室蘭工業大と研究協力で協定
研究シーズの早期事業化図る

三友新聞 2019年9月19日号 より]

日本製鋼所(宮内直孝社長)と国立大学法人室蘭工業大学は9月11日、「包括連携研究協力等に関する協定」を締結した。研究交流、人材育成などを推進し、鋼製品の生産に関連する技術開発など様々なテーマの共同研究に取り組む。

今回の協定では主な共同研究テーマを「工程計画の最適化・自動化に関する研究」「加工状態のモニタリング技術の開発」「製鋼資材配合の最適化・自動化に関する研究」と設定。室蘭工業大学の各研究室が保有する研究シーズと、日本製鋼所の事業から課題とされる技術ニーズを組み合わせ、研究成果の迅速な事業化を図る。

日本製鋼所は1907年に北海道室蘭市で創業。広島、横浜に生産拠点を広げる中、室蘭では大型鋳鍛鋼品、鋼板、各種圧力容器、産業機械製品を制作し、鉄鋼、造船、石油精製、発電など日本の基幹産業に貢献してきた。室蘭工業大学は高度技術者の育成や地域活性化の拠点となることを理念に掲げ、研究シーズを公開し企業との共同研究を積極的に進めている。

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