会員会社ニュース

「Dive in フェスティバル」日本開催
三井住友海上が障がい者支援活動を講演

三友新聞 2019年9月12日号 より]

三井住友海上(原典之社長)は9月4日、多様性と社会的包括について考える保険業界の世界的活動「Dive in フェスティバル」の日本開催に初参加した。「Dive in フェスティバル」は2015年に発足し、昨年は27カ国で開催。今年の日本開催は上智大学を会場に9月4日から6日まで開かれ、三井住友海上は集まった150人の前で障がい者支援活動について講演した。

講演前半には、三井住友海上のパラアスリートとして東京パラリンピックの出場を目指す田中司選手が登壇。野球選手を目指していた中学3年時に神経の病気で突然左目の視力を失ったが、入院先でパラスポーツと出合い現在はやり投げに挑戦していると自身のエピソードを披露した。

その上で、「日の丸を背負って戦いたいという思いと、周囲の支えがあったから2020年を目指すことができる」とし、三井住友海上を始めとする各種サポートへ謝意を示した。

田中選手による講演の様子

後半には、MS&ADグループで精神障がい者の雇用推進を事業とし、昨年設立されたMS&ADアビリティワークスの本島なおみ社長、高木協一事業部長が講演した。

本島社長は「何ができないのか、何が苦手なのかを本人が知り、周りも知る。それができれば一人ひとりに適切な対処ができ、得意な面を仕事で活かすことができる」として、企業が精神障がい者に真摯に向き合うことの大切さを説いた。

他の記事も読む