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サッポロビールが「麦とホップ」刷新
新製法でよりビールに近い味実現
[三友新聞 2019年8月29日号 より]
サッポロビール(髙島英也社長)は新ジャンルの主力商品「麦とホップ」を刷新し、8月27日に全国発売した。新製法として新ジャンルでは初の「1回煮沸法」を採用し、「ビールに近い味わい」に磨きをかけ、ラベルデザインも一新。10月の消費増税を目前に控え、商品価値を高めることで消費者の節約志向に対応する考えだ。
麦芽原料のみの使用や長期熟成製法は従来どおり。新たに採用した「1回煮沸法」は、仕込釜で煮沸を一度行うことで麦のうまみを引き出し、大麦由来の雑味を低減させる効果がある。

リニューアル版「麦とホップ」をPRする髙島社長
会見で髙島社長は、「(ヱビス・黒ラベルなどの)ビールは好調だが、課題は新ジャンル。増税後はさらに節約志向が高まり、消費は二極化が進む。激烈な市場だが、賢い消費者が買い求める新ジャンル商品として生き残りたい」と意気込んだ。
増税前の実勢価格(税込み)は350ml缶が145円前後、500ml缶が200円前後。テレビCMには俳優の香川照之さんを起用。8月下旬から「朗報篇」と「実現篇」を放送している。