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特別展「茶の湯の名碗 高麗茶碗」
三井記念美術館で9月14日から開催

三友新聞 2019年8月29日号 より]

三井記念美術館は9月14日から特別展「茶の湯の名碗 高麗茶碗」を開催する。朝鮮半島から伝わり、一世を風靡した高麗茶碗の名碗の数々を一堂に展観。三井家ゆかりの品々のほか、個人蔵の貴重な茶碗も加えて高麗茶碗の魅力に迫る。

茶の湯の茶碗は産地によって「唐物」(中国)、「高麗」(朝鮮)、「和物」(日本)に分けられる。日本では喫茶法が伝来してから長く唐物茶碗が親しまれてきたが、天正年間(1573〜1591)には日本独特のわび茶の茶風の広がりとともに唐物茶碗に代わって高麗茶碗が大流行。茶の湯の茶碗の主流として和物茶碗と並び称された。

高麗茶碗には土質や釉薬、造形の「作行き」が異なるものが多く、「三島」「粉引」「井戸」「刷毛目」「斗々屋」「割高台」など、大きく分けて約16種類があり、特別展では一碗ごとに作行きが微妙に異なる高麗茶碗の個性と魅力を紹介する。

特別展の会期は12月1日まで。入館料は一般1,300円。大学・高校生は800円、中学生以下は無料。

三井記念美術館

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