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ガソリン車の排気ガスを無害化
三井金属がフィルター新開発

三友新聞 2019年7月25日号 より]

三井金属(西田計治社長)は、四輪向けガソリンエンジン用GPF(ガソリン・パティキュレート・フィルター)触媒を新開発した。ガソリンエンジンから排出される有害ガスを無害化するもので、2022年から量産車に採用されることが決まった。

三井金属の触媒事業部は、二輪をはじめ四輪向け排ガス触媒やディーゼルエンジン用DPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルター)触媒を開発・製造販売している。GPF触媒はこのガソリン版として、一酸化炭素や炭化水素、窒素酸化物などの有害ガスおよび粒子状物質を分解・除去し、二酸化炭素、窒素、水などより自然に優しい形にして排出する。

三井金属は今後、GPFを埼玉県上尾市の触媒事業部と中国広東省の三井金属環境技術有限公司の2拠点で製造する予定。現在は量産に向けた準備を進めている。

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