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三井住友建設がサスティンクリート初適用
持続可能性配慮の高性能コンクリート

三友新聞 2019年7月25日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)は、自社開発した高性能なコンクリート「サスティンクリート」を、非鉄製材料を用いた超高耐久プレストレスト(PC)橋梁に初めて適用した。

超低収縮・低環境負荷のサスティンクリートとアラミドFRPロッドの緊張材を組み合わせた世界初の橋梁として、コンクリート二次製品工場の敷地内に架設する。

「サスティンクリート」を初適用したPC橋梁の特長は、①腐食劣化の可能性を排除した異次元の高耐久性、②セメント不使用と材料の約7割を産業副産物で構成することによる環境負荷低減、③せん断補強筋不要とコンクリート充填作業の省力化による施工時の生産性向上など。

三井住友建設は、同社技術研究所(千葉県流山市)で、実大桁を用いた曲げ載荷試験を実施し、実橋で要求される性能確認を完了。新材料で構成したPC橋梁は、架設後も桁のたわみやひずみを長期にわたって計測し、安全性と耐久性を検証する。

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