会員会社ニュース

欧州で自動車向け事業拡大へ
東レがドイツに技術開発拠点新設

三友新聞 2019年2月14日号 より]

東レ(日覺昭廣社長)は、ドイツ・ミュンヘン近郊に「東レオートモーティブセンターヨーロッパ(AMCEU)」を開設した。設計・成形加工・評価設備、ショールーム、事務所等を備え、技術開発拠点として活動させる。

自動車産業の大変革期にあって、東レは素材やその設計技術などソリューション提案や総合サポートを見据えた開発を行ってきた。2006年にはワンストップサービスを事業横断的に推進するため自動車材料戦略推進室を設置。2008年には技術サイドの窓口であるオートモーティブセンターを名古屋に設立した。

AMCEUには、自動車開発の先進地域である欧州顧客向けに、ソリューション提案活動を行うための機能を持たせる。具体的には顧客の初期設計・構想段階から参画し、東レの先端技術、先端材料を用いた共同開発を推進すると共に、グループ総合力を活かし、解析、成形、加工技術の開発や欧州独自の新たな用途開発にも着手する。

他の記事も読む