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フィリピンの鉄道建設を539億円で受注
三井住友建設が高架橋や駅舎など担当

三友新聞 2019年2月14日号 より]

三井住友建設(新井英雄社長)は、フィリピンで南北通勤鉄道事業(マロロス―ツツバン)CP2工区を受注し、1月23日にマニラで契約を調印した。発注者はフィリピン運輸省、請負金額は約539億円。工期は42カ月。

同工区は日本のODAにより実施されるプロジェクトで、マニラ市と周辺都市を南北軸によって結ぶ「南北通勤鉄道計画」のうち、北方のブラカン州マロロス市からマニラ市ツツバンまでの区間を整備するもの。これにより、マニラ首都圏の交通ネットワークの円滑化が見込まれている。同プロジェクトは総延長約38kmの高架型鉄道を建設するもので、その内CP2工区は、北側起点のマロロス駅など3カ所の駅舎と14kmの高架橋建設が含まれる。

三井住友建設は1995年以来、フィリピン全土で建築・土木工事共に多数の実績を有している。2016年には同国に人材開発センターを開設し、同社海外拠点で働くローカル社員の育成を行っている。

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