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展覧会「三井家のおひなさま」開催
三井記念美術館で2月9日から

三友新聞 2019年1月31日号 より]

三井記念美術館は今年も恒例の展覧会「三井家のおひなさま」を2月9日から開催する。同企画展は2005年の開館以来12回目。三井家に伝わる雛人形・雛道具を一堂に展観するほか、特別展示では人間国宝・平田郷陽が手掛けた市松人形も紹介し、桃の節句を華やかに彩る。

三井高利の長男家・北家からは10代当主・高棟夫人の苞子、11代当主・高公夫人の鋹子、高公の長女・浅野久子さんの3代にわたる雛人形が勢揃い。なかでも浅野さん旧蔵の豪華な雛飾りは幅3mもの大きさ。長女の誕生を祝い、昭和9年(1934)の初節句に特別注文された五世大木平藏の作品で、価格は当時、「家1軒が買える値段」と言われた。展覧会では毎回、寄贈者の浅野さんの協力を得て、近年まで浅野家で行われた段飾りを再現している。

このほか、次男家の伊皿子家からは9代当主・高長夫人の興子旧蔵の雛人形も。会期は4月7日まで。入館料は一般1,000円。

三井記念美術館

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