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展覧会「国宝 雪松図と動物アート」開催
三井記念美術館で12月13日から

三友新聞 2018年11月29日号 より]

三井記念美術館は12月13日から展覧会「国宝 雪松図と動物アート」を開く。三井家旧蔵の館蔵品の中から絵画や茶道具、工芸品など動物にまつわる作品群を展観。新春恒例の国宝「雪松図屏風」は全期間展示する。1月31日まで。

東洋美術において、動物は様々な形で表現されており、展覧会では正月にふさわしい鶴をはじめ、鯉や昆虫、さらには想像上の龍、獅子、鳳凰も含めた幅広い動物作品を揃える。

「岩上群猿図屏風」「雪中松に鹿図屏風」を描いた森狙仙(もり・そせん)、山口素絢(やまぐち・そけん)はともに三井家が支援した円山派の絵師。鹿は七福神の一人で長寿を司る神「寿老人」が連れていることから、長寿や富をもたらす象徴として商家にも親しまれた。

中国の画家・沈南蘋(しん・なんぴん)の「花鳥動物図」からは11幅のうち、動物が描かれた6幅を抜粋。特別出品の長沢芦雪筆「白象黒牛図屏風」は今回が初公開となる。

入館料は一般1,000円、年末年始は12月26日から1月3日まで休館する。

三井記念美術館

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