三井のスポット

千本松牧場
遊・食・癒が融合する
広大なテーマパーク

東北自動車道「西那須野塩原IC」から車を走らせること2分、無数のアカマツに囲まれた千本松牧場が姿を現した。都内からでも約2時間で訪れることができるこの地は、牧場だけでなく、テーマパークや温泉などのさまざまな施設が完備されている。来る者の記憶にいつまでも刻まれる、心躍る体験が待っている。

雄大な自然に身体を浸してみる

東京ドーム178個に相当する831haという広大な敷地面積を誇る千本松牧場。年間約100万人が訪れる那須でも有数のテーマパークだ。敷地の約3割を牧草地が占め、乳業が盛んに行われている。近くまで歩いていけば、牛たちが草を食べる穏やかな光景を見ることもできる。森林も約3割を占めており、野鳥やリス、ムササビなどの野生動物たちと出会える遊歩道やサイクリングコースも整備されている。那須塩原ブランドに認定された採れたての牛乳からつくられるソフトクリームを味わいながら、広大な牧場を歩いてみよう。

バラエティに富んだ乳製品

ソフトクリームはもちろん、バターやチーズケーキ、ヨーグルトなど、採れたての牛乳からつくる新鮮で風味豊かな乳製品を取り揃えている

エントランスからほど近い場所には、子ども心をくすぐる数々のアトラクションがある。熱気球に乗れば那須高原を一望でき、乗馬体験では馬にまたがってのんびりと敷地内を歩くこともできる。その他にも、釣り堀、パターゴルフ、バギー体験、どうぶつふれあい広場やドッグパークなど、大人から子どもまで楽しめるスポットが多数。もっと体を動かしたいなら、テニスやバンジートランポリン、サイクリングコースを走ってみるのもいい。

遊び疲れたら、名物のジンギスカンやバーベキューを楽しんだり、癒しの天然温泉でゆったりと体をリフレッシュしてみよう。この夏は千本松牧場で、家族や友達と“遊んで、食べて、癒される”そんな一日を過ごしてみてはいかがだろうか。

熱気球

2~12月の気象条件のよい土・日・祝日や長期休暇に実施されている。周りを取り囲む山並みと広大な牧場を見渡せる最高のアトラクションだ

千本松温泉

地下1,500mから湧き出るアルカリ性の天然露天風呂。一般の温泉よりもpHが高いため、古い角質が溶けてお肌がすべすべになるほど泉質がよい

明治から続く牧場の魅力

春にはピンク色に染まった桜が広がり、秋には真っ赤に染まった紅葉が空と地面を彩る。栃木の景勝100選にも選ばれたこの場所の魅力を裏づけるのは、120年の歴史だ。

この地は明治13年(1880)から開拓され、明治26年(1893)に内閣総理大臣を二度務めた松方正義が那須開墾社より敷地を譲り受け、千本松牧場の歴史がはじまった。しかし昭和2年(1927)の昭和金融恐慌で、松方家は関係の深い十五銀行に牧場を含む多額の私財を提供。翌年、同行再建促進のため蓬莱殖産(現・ホウライ)が設立され、牧場を継承した。十五銀行は昭和19年(1944)、前年に三井銀行と第一銀行の合併で発足した帝国銀行と合併する。以降、三井との縁は深く、牧場と同じくホウライが運営している隣接するゴルフコースでは、三井系企業のコンペも行われている。

どうぶつふれあい広場

うさぎやヤギなどの動物とふれあえる憩いの場。特別天然記念物の尾長鶏やキジなども鑑賞することができる。えさをあげたり、なでてみたりして、動物との出会いを楽しんでみては

日本でも希少な景観が残るこの地は、ドラマや映画のロケ地としても数多く利用され、最近では現在放送中の“大河ドラマ”の撮影地にもなっている。期間限定だが、土・日・祝日と夏休み等は牧場内の名所を巡る周遊バスに乗って撮影スポットまで行くことができ、記念撮影も可能。積み重ねた自然が織りなす眺望、その価値の高さがうかがいしれる。

1日では遊び尽くせない、自然と食と遊びと癒しがつまった一大レジャーランド。春は桜、夏は新緑、秋には紅葉。四季折々の景色も楽しめて、「また来よう」と思わされることだろう。

大河ドラマ「八重の桜 番組展」

番組の魅力や番組制作の裏側を公開。また、撮影で使用された桜の木には、牧場内を巡る周遊バスで訪れることができる

INFORMATION

ホウライの那須 千本松牧場

[所在地] 栃木県那須塩原市千本松799

[URL] http://www.senbonmatsu.com/

[営業時間] 8:00~17:00(売店・レストランは18:00まで)

[休業日] 年中無休

[入場料] 無料

※上記の内容は2013年7月15日時点の情報です。
出典:三井グループ・コミュニケーション誌『MITSUI Field』vol.19|2013 Summer より

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