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宇宙で使用可能な3Dプリンタ技術開発へ
東レなど、JAXA公募事業に採択
[三友新聞 2026年7月16日号 より]
東レ(大矢光雄社長)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)公募事業で「宇宙空間向け高機能樹脂材料、軌道上での3D積層造形技術の創出」が採択された。学校法人慶應義塾、アスペクト、エス.ラボと連携し、「宇宙空間でのものづくり」を実現する高機能樹脂材料及び3D積層造形(3Dプリンタ)技術を開発する。
JAXAの宇宙戦略基金事業(衛星等第二期)の技術開発テーマ「空間自在利用の実現に向けた技術」で採択された。東レが代表機関として全体統括を担い、真空、温度変動、放射線といった宇宙特有の厳しい環境下でも使用可能な高機能樹脂材料と高品質な3Dプリンタ技術の創出を目指す。高品質3Dプリンタ材で造形物の高品質化に寄与する真球パウダー「トレパール」や高機能樹脂パウダー「トレミル」の技術を基盤に高度化することで、宇宙空間に適した信頼性の高い部品製造の実現を図る。
小型衛星向けの短納期部品や宇宙ステーション内の補修部品など、宇宙空間で迅速な対応が求められる用途への活用が期待されるほか、デブリ衝突から機器を保護するシールドの補修への応用も見込む。地上にも展開可能な先端製造技術として開発を進める。プロジェクト期間は今年4月から2031年1月まで。