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カイノスをTOBで子会社化
デンカがヘルスケア事業強化
[三友新聞 2026年2月26日号 より]
デンカ(石田郁雄社長)は買収目的で設立したFlowers(稲田太郎社長)を通じ、臨床検査薬の製造・販売などを手掛けるカイノスをTOBで買収し、完全子会社化する。買付け価格は1株あたり2285円。TOB公表前日の終値1304円に対し75%超のプレミアムを加算している。買付予定数は345万4960株、下限は所有割合の44.73%にあたる199万株。買付代金は約79億円。期間は2月9日から3月25日まで。カイノスはTOBに賛同し、株主に応募を推奨している。TOB成立後は上場廃止する。
なおカイノス株式の21.13%を保有する筆頭株主の旭化成ファーマはTOBには応募せず、成立後に実施される自己株式取得に応じて全株式を売却する。
デンカは経営計画で最重点領域と位置付けるヘルスケア領域の拡大・強化を図っている。カイノスとはかねてから取引関係にあり、今後は生化学検査試薬や免疫血清検査試薬のクロスセルを積極的に推進することで、国内における両社製品の販売の拡大につなげる。また海外展開やコスト削減、物流合理化、研究開発最適化などでシナジーを創出する。