会員会社ニュース

LNG燃料船「さんふらわあ かむい」就航
商船三井さんふらわあが大洗・苫小牧航路に

三友新聞 2025年1月23日号 より]

商船三井さんふらわあ(牛奥博俊社長)は1月21日、新造LNG燃料フェリーの「さんふらわあ かむい」を大洗(茨城)・苫小牧(北海道)航路の深夜便に就航させた。さんふらわあシリーズのLNG燃料船としては西日本航路の「くれない」「むらさき」に続く3隻目となる。姉妹船の「ぴりか」も年内に就航を予定しており、これにより大洗・苫小牧航路のさんふらわあは2017年就航の「ふらの」「さっぽろ」を含めて全4隻の更新が完了する。

さんふらわあ初の青い船体色が特徴の「かむい」

「かむい」の船名は「神」「大いなる力」を意味するアイヌ語から命名した。全長約200m、旅客定員157名、大型トラック155台、乗用車50台を積める。総トン数は従来よりも1.4倍に拡大し、積載台数を増やした。LNGと重油の両方を燃料に使用できる三井E&S製の二元燃料エンジンを搭載。CO₂排出量は3割以上減らせる。

船内はこれまで2フロアに分かれていた客室と共用部を1フロアに集約するとともに全室を個室化した。客室タイプはドライバーズルーム(70室)を含め、シングル(42室)など6種類・約130室。「コンフォートSツイン」は最大3名まで利用できるほか、車椅子用のバリアフリータイプやペット同伴タイプの客室も備えている。

共用部には案内所・売店、フィットネスルーム、キッズスペース、リラックススペース、展望浴場・サウナ、ペットルーム、ドッグラン、ロッカー、喫煙室などが揃っている。

広々としたエントランス

ペットも同伴可能な「スーペリアウィズペットインサイド」

他の記事も読む