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三井化学が八重洲に「共創空間」開設
社内外の連携深め、ソリューション提案力強化

三友新聞 2024年10月31日号 より]

三井化学(橋本修社長)は10月21日、本社が入居する東京・八重洲の東京ミッドタウン八重洲に共創空間「Creation Palette YAE」をオープンさせた。同社の全製品や歴史、取り組みを集結し、共創によりソリューション提案力の強化を図る。

「YAE」は5つの展示エリアと、共創を具体化させるコワーキングエリア、交流の場にもなる多目的エリアで構成。最初のゾーン「Collection」では、三井化学の製品や技術が使われている最終製品のモニュメントを展示。ゾーン2「Biography」は歴史や技術、製品群の全体像を伝える。ゾーン3「Seeds Spec」では製品や技術のデモンストレーションを行い、製品資料庫のゾーン4「Library」から、社会課題解決に向けた取り組みを提示するゾーン5「Recent Challenge」につながる。エリアを壁で隔てず、1本の帯が空間全体を巡るようにすることで一体感やボーダレスを表現。シンボルマークは多様な人々が結び合う共創空間を八重咲の花に見立てた。

デモンストレーションで素材の魅力をわかりやすく伝える

三井化学はYAEを起点とし、R&D拠点である新潟、名古屋、千葉・袖ケ浦とも連携し、Creation Paletteを共創活動として発展させていく考え。将来的には福岡・大牟田も加える。コワーキングエリアには通称「窓」と呼ぶ映像を映す通信機器や電子ホワイトボードを備え、各拠点とリアルタイムで結ぶ。

三井化学は「YAE」に顧客などを招いて共創を推進するほか、学生向けのリクルート活動や子供向けの教育機会にも活用していく考え。

Creation Palette YAE

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