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子供たちに銀行業の今昔伝える
SMBCなどが三井本館見学会

三友新聞 2024年8月22日号 より]

三井住友銀行(福留朗裕頭取CEO、SMBC)と三井グループ350周年記念事業実行委員会(菰田正信委員長=三井不動産会長)は7月26日、小学生向け職業体験企画「銀行業の今と昔わくわく体験・三井本館探検ツアー」を開催した。日本橋の三井本館で子供たちを三井住友銀行日本橋支店の窓口の裏側に案内したほか、三井文庫が保管する越後屋の仕事道具に触れてもらい、江戸時代から続く三井の金融業について伝えた。

ツアーは午前・午後の2回行われ、各回約15組の親子が参加。前半はまず、三井本館竣工時からある三井住友銀行日本橋支店内の直径2.5m、重さ約50tの巨大金庫扉を見学した。続いて会議室に移動し、子供たちは模擬紙幣を使った「札勘」に挑戦。扇状にお札を広げて枚数を数える「ヨコ」と、違う種類のお札が混ざっていないかを調べる「タテ」の2種類の数え方を学んだ。また、三井本館にちなんだクイズや、渋沢栄一が描かれた新1万円札による1億円を持つ重さ体験を実施。旧三井銀行時代の社長室では、三井住友銀行公式キャラクター「ミドすけ」との記念撮影も行われた。

後半は三井本館7階の三井記念美術館に場所を移し、江戸時代の三井家が営んでいた金融業を学習。当時、東日本では枚数で価値を表す小判、西日本では重さで価値を量る銀貨が流通しており、子供たちはその両替のために使用されていた「天秤」で重さを量ったり、金貨保管のための「千両箱」の重さを味わったりして、社会を支えてきた三井の金融業に触れ、ツアーは盛況のうちに終了した。

三井住友銀行日本橋支店内の大金庫を見学

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