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三井E&Sが圧縮機2台受注
タイ初のSAFプラント向け

三友新聞 2024年6月20日号 より]

三井E&S(高橋岳之社長)はタイのプラント大手・TTCLからSAF(サステナブル・アビエーション・フューエル、持続可能な航空燃料)製造に使用する往復動圧縮機2台を受注した。タイで初となる廃食用油を利用した大規模SAF製造プラント向けに納入される。廃食用油から1日100万LのSAFを製造する予定。これにより、旅客機などの航空機燃料から排出される温室効果ガスを年間約8万t削減できる見込みだ。SAFは脱炭素社会実現の次世代航空燃料として期待されている。

三井E&Sは昨年にも国内初となる国産SAF大規模生産実証設備向けに圧縮機2台を受注しており、日揮グループ、コスモ石油、レボインターナショナルがSAFの大規模商用生産に向けて取り組んでいる。SAFは100%廃食用油を原料として年間約3万kLの生産を目指す。三井E&Sは圧縮機において国内外で1,200台以上の実績があり、SAF製造設備の主要機関としても使用される。今後はSAF製造プラントや水素ステーションなどに圧縮機を供給し、脱炭素社会に貢献する。

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