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取引システム「START」第1号案件ST
SMFL、SMBC信託、SMBCなど協業

三友新聞 2024年1月11日号 より]

三井住友ファイナンス&リース(橘正喜社長、SMFL)の戦略子会社であるSMFLみらいパートナーズと、ケネディクス、SMBC信託銀行(西﨑龍司社長)、大和証券、三井住友銀行(福留朗裕頭取CEO)は、公募型不動産セキュリティ・トークンである「ケネディクス・リアルティ・トークン ドーミーイン神戸元町(デジタル名義書換方式)」(同ST)に関して協業し、大阪デジタルエクスチェンジ(ODX)が運営するセキュリティ・トークン(ST)の流通を企図した新取引システム「START」における第1号銘柄として、取引を開始した。

同STは、SMFLみらいパートナーズが所有するホテル「天然温泉浪漫湯ドーミーイン神戸元町」を裏付け資産とするもので、同物件の準共有持分の95%をケネディクスが運用する特別目的会社に譲渡し、ケネディクスがSTの公募を実施。同物件の準共有持分の5%は引き続きSMFLみらいパートナーズが継続して保有し、同物件を運営する共立メンテナンスとともに安定的な運用を目指す。

同STは、ODXが運営する私設取引システム「START」の取扱いの承認を取得しており、セカンダリー取引を行う場合、従来の不動産STと同様の金融商品取引業者が取引相手となる方法に加え、金融商品取引業者が「START」に取次ぎを行う方法でも取引が可能となる。これにより、取引方法の多様化や取引価格の透明性の向上等、投資家の利便性向上が期待される。

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