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三井E&Sが遊具点検にドローン活用
浅草花やしきで、飛行・撮影自動化

三友新聞 2024年1月11日号 より]

三井E&S(高橋岳之社長)は、東京・浅草にある日本最古の遊園地・浅草花やしきで自動飛行点検アプリ「ドローンスナップ」を活用して遊具の点検を行った。

対象設備は高さ60mの垂直落下型アトラクション・スペースショット。2022年に営業を終了したが、園内のランドマークとして残されたため、現在も継続的に点検されている。これまでは作業員がはしごを使って60mを登っていたが、側面部の点検が不十分なため、今回、ゼンリンデータコム、スカイブリッジ、椿本興業を含めた4社協業によるドローンスナップを用いた点検を実施した。

ドローンスナップはドローン操縦と撮影を一貫して自動化するもので、対象設備の3Dモデルを読み込み、撮影すべき点検箇所をCG上で事前に設定する。ドローン操縦者の技量に頼ることなく設定通りの自動飛行と撮影が可能で、錆判定などAIによる解析にも対応。点検データはクラウド上に蓄積される。

今後は本格的な市場投入を進め、汎用的なインフラ設備点検アプリとして展開する考え。

㊧用意した3Dモデル、㊨実際に撮影した画像

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