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物流課題解決に向け次世代人材育成
サッポロビールが大学生と議論

三友新聞 2023年8月3日号 より]

サッポロビール(野瀬裕之社長)は、物流課題を解決するための次世代人材を育成する教育プログラムを行った。東京理科大学の学生とサッポログループ社員合わせて約50名が参加し、与えられた物流課題のテーマに沿って解決案をシミュレーションした。

サッポロは2019年からグループの物流人材を育成する「サッポロ ロジスティクス★人づくり大学」(ロジ大)をスタート。現在は5期生で、取り組みの一環として大学生を招いて個別のケーススタディも実施している。

今回は東京理科大学創域理工学部の学生23名、サッポログループ社員のロジ大受講生24名が参加し、6グループに分かれてともに物流課題を解決するグループディスカッションを行った。

グループディスカッションの様子

テーマは「男梅サワー特売キャンセルによる在庫過多を解消するためには」。「静岡工場のみで生産され、全国へ出荷している」という設定の下、特売キャンセルに対応する需給担当者役として在庫量や鮮度、輸送コストなどを考慮した物流計画を発表。「工場の操業を1日だけ停める」「環境に配慮して海上輸送にする」などの案が出された。

発表後は模範解答が示されたほか、「工場を丸1日停めるのは不可能。要員が無駄になり、製造部門も納得しない」など現実に沿ったアドバイスを受けた。

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