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米での世界最大級森林ファンドに出資
三井住友信託銀行・三井住友銀行など10社

三友新聞 2023年7月20日号 より]

三井住友信託銀行(大山一也社長、SMTB)、三井住友銀行(福留朗裕頭取CEO、SMBC)など10社は、住友林業が米国で組成する森林ファンドに投資する。資産規模は約600億円で、森林ファンドとしては世界最大級。運用期間は15年の計画で、このほど運用を始めた。

米国の森林を購入・運用して年間100万t分のCO₂を吸収し、カーボンクレジット(排出枠)を創出・売買する。参加企業はSMTB、SMBC、住友林業、エネオス、大阪ガス、日本郵政、日本郵船などの国内10社。2027年までに北米で13万haの森林を購入する。

住友林業の米国子会社のイーストウッド・フォレストが森林保全を担う。森林でCO₂吸収量を増やした分とファンド組成により伐採を免れた分をクレジットとして扱う。出資者はクレジットの還元を通じてCO₂排出量を削減できる。

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