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三井記念美術館で特別展「三井高利と越後屋」
三井グループ350周年記念事業、6月28日から

三友新聞 2023年6月8日号 より]

三井記念美術館は、「三井グループ350周年記念事業」として特別展「三井高利と越後屋―三井家創業期の事業と文化―」を開催する。会期は6月28日から8月31日まで。

三井グループの元祖・三井高利は延宝元年(1673)、52歳のときに呉服店「越後屋」を開き、「現金掛け値なし」などの商法で当時の商習慣を覆した革新的経営者。高利と子どもたちは画期的商法で成功を収め、事業を発展させた。

三井各家では、事業の発展とともに茶の湯などの文化活動にも力を入れていく。特に急成長を遂げた1700年代前半の享保から元文年間にかけて多くの名物茶道具を収集しており、現代の三井記念美術館まで伝わった名品も多い。

今回の展覧会では、三井の家法「宗竺遺書」や分厚い経営帳簿など普段見ることのない歴史資料、急成長のなかで収集した茶道具の数々、絵画や先祖伝来の物品などを展示し、創業期から成長期の事業・文化・信仰に迫る。

開館時間は午前10時から午後5時まで。入館料は一般1,000円、大学・高校生500円、中学生以下無料。休館日は月曜日。混雑状況に応じて入館を制限する場合がある。

三井記念美術館

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