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「素材革新」で社会課題に貢献
日本製鋼所がパーパス制定

三友新聞 2022年12月8日号 より]

日本製鋼所(松尾敏夫社長)は、パーパス(存在意義)として新たに「マテリアルレボリューションの力で世界を持続可能で豊かにする。」を制定した。

同社の事業は高い信頼性と優れた材料特性を備えた鍛鋼製品の製造に始まり、軽量素材であるプラスチック用加工機械を開発してきた。近年では次世代半導体材料の一つである窒化ガリウム結晶の量産技術開発に取り組んでおり、今後も「素材を革新する」ことで社会課題を解決し続けるという思いを「マテリアルレボリューション」のパーパスに込めた。

あわせて、パーパスを起点に日本製鋼所グループが目指す姿を表す「ビジョン」を「社会課題を解決する産業機械と新素材の開発・実装を通じて全てのステークホルダーに貢献する。」と定めた。

また、装置内で素材を「溶かす」、均一に「混ぜる」、求められる形に「固める」技術をベースに培った「機械要素技術」と「精密制御技術」をコア・コンピタンス(中核となる強み)として、これに更なる磨きをかけていくことで産業機械と新素材の開発・実装を進めていく流れを「価値創造プロセス」として再定義。

「パーパス」「ビジョン」「価値創造プロセス」の3つを合わせて、企業グループ理念体系として明確化した。

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