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中国の大型石化プロジェクト受注
TOYOが独BASFから

三友新聞 2022年11月17日号 より]

東洋エンジニアリング(永松治夫社長、TOYO)は、独最大手化学メーカーのBASF社が中国広東省で計画する大型石油化学コンプレックスの建造プロジェクトに参画する。このほど、アクリル酸プラントのEPsCm(設計、機器調達サポート、建設管理)、エチレンプラント、製品貯蔵施設、ポリエチレンプラントのPMS(プロジェクト管理サポート)、プラントコンプレックス全体のプロジェクト管理・統括業務を受注した。

同プロジェクトは2019年11月に正式に開始されたもので、2030年までの総投資額が約100億ユーロ(約1兆4,400億円)となるBASF社史上最大の投資計画であり、BASF社が単独で運営する。施設の規模の面から見ても、BASF社の拠点として独、ベルギーに次ぐ世界で3番目の大きさとなる。

TOYOは2013年にBASF社と包括エンジニアリングパートナー契約を締結。TOYOが中国、インド、マレーシア、韓国、インドネシアに展開する海外拠点の強みを活かし、BASF社のアジア太平洋地域への投資に貢献してきた。TOYOは、これらの実績について高い評価を受けていることから今回の受注に至ったとしており、今後もBASF社のアジア展開に貢献していく考え。

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