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米州投資公社の「ブルーボンド」に投資
大樹生命、カリブ海の持続可能な成長支援

三友新聞 2022年10月20日号 より]

大樹生命(吉村俊哉社長)は、米州投資公社(Inter-American Investment Corporation=IDB Invest)が発行する豪ドル建ブルーボンドへの投資を実施した。

IDB Investは、中南米・カリブ加盟諸国における持続可能なプロジェクトや企業への資金提供を通じ、同地域の経済・社会・環境面での発展に寄与することを目標として設立された国際機関。目標実現のために6つの戦略的優先分野を定めており、ブルーボンドへの投資はその中でも、海を守りながら経済や社会全体を持続可能に発展させるための「ブルーエコノミー」関連の取組みを支援するもの。

中南米・カリブ海地域では、人口の25%が海洋沿岸部に居住しており、23の国がカリブ海に浮かぶ島国であるなど、海洋環境や気候変動の影響を受けやすい。ブルーボンドによって調達された資金は、海洋生態系の保全だけでなく、経済成長やより良い生活を実現するための持続可能な水の利用を促進するプロジェクトに充当される予定。ブルーボンドの発行総額は380万豪ドル(約3億5,500万円)で、償還期間は15年。格付けはS&P:AA+、Moody’s:Aa1、Fitch:AAA。

大樹生命では、これまで環境債(グリーンボンド)や社会貢献債(ソーシャルボンド)、ESG投信などへの投資を行っている。

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