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ウェアラブル汗センサで米社と協業
デンカ、アジア展開視野に日本市場を調査

三友新聞 2022年10月13日号 より]

デンカ(今井俊夫社長)は、ヘルスケア向けウェアラブルデバイスの開発を手掛ける米国Epicore Biosystems社(エピコア)とパートナーシップ契約を結んだ。協業で日本・アジア向けにウェアラブル汗パッチセンサの開発を進め、マーケティングを本格化させる。

エピコアは汗から人の生体情報を測定し、健康維持に必要な水分補給方法等の情報を提供する高度なウェアラブルセンサ技術を持つ。測定結果は専用のアプリで簡単に受け取ることができる。

協業では、まず日本市場を対象とする。デンカは自社生産拠点での量産化を見据えながらマーケティングを開始し、エピコアはその結果を取り入れながら両社で日本人向けの最適なパッチセンサの研究開発を行う。将来は日本市場で得られたノウハウを活かしてアジア市場への拡大を図りながら、熱中症や脱水症の予知、疾病予防の検査を含めたヘルスケア分野への展開も検討していく。

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