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医療用医薬品の保管と輸送で提携
三井倉庫HDがP・J・Dネットワークと

三友新聞 2022年7月28日号 より]

三井倉庫ホールディングス(古賀博文社長)は、医薬品の配送に強みを持つP・J・Dネットワークと、医療用医薬品の物流に関する戦略的パートナーシップを結ぶことで合意した。

両社は三井倉庫HDの「保管・管理」と、P・J・Dの「輸送」という双方の強みを活かし、医薬品の流通過程における管理の厳格化に対応する。具体的には、三井倉庫HDが東西に展開するBCPや環境負荷低減に資する高機能倉庫、GMPに準拠して提供する製品管理サービスと、P・J・Dの持つ輸送時の温度や流通経路に対するGDP準拠の管理体制、全国を網羅した医薬品専用の共同輸配送ネットワークを組み合わせることで、医療分野における高度な管理体制を継続的に整備し、顧客の事業拡大に貢献することを目指す。

このほか、提携によりESGやDX分野での協業も進める。三井倉庫グループが提供する、物流における環境・労働・災害の3分野のリスクを可視化し対策を支援するサービス「サステナリンク」を活用し、医薬品物流におけるCO₂排出量の可視化や排出量削減を図る。また、書類で管理していたデータのデジタル化やデータベース化を通じ、物流DXも推進する。

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